穀物と塩

塩と稲作について

人間が生命を維持していくためには、塩は空気や水とともに必要不可欠なものです。 塩は元来海水から取り出すものです。いったい私たちの祖先はいつごろから塩を使っていたのかを考えて見ましょう。 塩を使うようになったのは、今から2000年以上前の縄文時代の終わりごろからではないかという説が有力です。 海辺に住んでいた私たちの先祖が偶然にも海辺で発見したという説が有力です。
縄文時代の初期から中期にかけては、塩として体に取り入れているのではなく、 自然の食物から取り入れていたのではと考えられています。 縄文時代の食文化は、狩猟民族です。肉だけではなく狩猟でえた獲物の臓器や骨髄まで食べていました。

動物の骨髄や臓器には塩分が含まれています。動物の骨髄や臓器殻塩分を摂取できたと考えられます。 特に海辺に住む人々は海藻や魚から充分なミネラルを補給していたと考えられます。 今との食文化の違いの主食の違いがまず考えられます。

縄文時代初期と今では何が違うのでしょう。 縄文時代初期は動物や魚そのものが主食でした。今はお米が主食です。縄文時代の終わりごろから稲作が発展しました。 稲作が発展した背景に塩としての摂取が必要になったと考えられます。

塩と穀物について

稲作が発展してお米が主食になり、おかずとして動物や魚を食べるようになってくると 今までは足りていた塩が不足してきてしまったのです。 一つ発展すると一つ途上になることは今の世の中でも大いにありますね。
空調機器が発展すると二酸化炭素が増えたり、車が発展を遂げると排気ガスの問題を伴ったり 人類が発展を遂げることにより間違いなく自然を破壊に追いやっているのでしょう。 便利と引き換えに大切な物を失ってしまっているようにも感じます。

今までのように狩猟により食傷を探すことをしなくてもよくなりましたが、定住しなければならなくなりました。 定住することにより資源は過剰に採取すると不足し、乱獲すると絶滅してしまうことも今では考えられます。 定住し穀物主体の食生活に移行することにより、塩の摂取が必要となったわけです。

塩は殺菌効果があります。海で怪我をした場合切り傷や擦り傷が化膿しません。 また、指をつめた場合すぐさま医者に行くと高濃度の塩水で十分に消毒します。 この所期の処置が非常に大事なのです。今では切断した私の指も後もわからないくらいに回復し、 爪ももちろん伸びていますよ。