暮らしと塩

塩と暮らしについて

私たちの暮らしの塩はとても大切であり、塩と暮らしの結びつきには長い年月があるのがわかっていただけたでしょうか。 塩(天然塩)には私たちの生命をつかさどる大切なミネラル、ナトリウム、カリウム、カルシウム、塩素、その他の微量鉱物 がたくさん混在します。
塩と暮らしの歴史は、縄文時代から今日に至ることもこれまでの説明でお分かりいただけたと思います。 塩が体に必要であり、体を形成する上で大切な物であると言う認識は、平安時代ごろと推測できます。 平安時代になると塩は暮らしの中で大切に扱われるようになり、海沿いではない地方への流失も行われるようになります。

塩文化が発達したのは海沿いですが、それを用いて山でも取り入れられるようになってくるのです。 山梨の「煮貝」などいい例です。暮らしの中で海の物も山で流通できるように、塩を使って保存食を作るようになりました。 「煮貝」はアワビを煮込んだ保存食です。

暮らしの中で塩を使い保存食を作ると主に、体に必要なミネラルを補給するために「塩は薬」としても注目を浴びました。 この塩をめぐり強奪による戦争も日本の歴史の中で確認されています。有名な「赤穂浪士」「忠臣蔵」ですね。 何が原因かはわからない人も多いと思いますが、塩が原因なのです。この説明は後の「忠臣蔵と塩」 煮記載してあります。順番に見ていってください。

塩と暮らしの歴史について

私たちが暮らして行くのに、塩がどのような役割をしているのかコレまでの説明でお分かりいただけたでしょう。 人間の体にはナトリウム、塩素、カリウムなどの物質が必要であり、塩のミネラル分が私たちの健康を保 つために必要な役目をもっており、天然塩に含まれる天然ミネラルは私たちの体では作り出すことが出来ません。 塩を含めた食品や水などから摂取しなければいけません。
塩と暮らしの歴史を考えてみると、塩製法が編み出される前はどのように採取していたのでしょうか? 土器や海藻を燃やした灰を塩として使う以前は、動物の内臓や骨から得ていました。 初期の縄文時代あるいはその前の暮らしでは、稲作が伝わるまでこのように塩分を摂取していました。

米や野菜にはカリウムが入っており、米や野菜を食べるとことにより、バランスよくカリウムを取っていたのです。 カリウムの役割は、体の中のナトリウム成分に浸透し体の外に出す働きを持っています。このときカリウムも一緒に対外に出されるわけです。 汗・尿・便と言った形で出されます。 稲作が発展すると獲物を捕らえに遠くまで行ったり、何日も獲物にありつけない事などよりも、確率が高い稲作の方がらくだと思ったわけです。

穀物や米、野菜から得られるカリウムが増えるに従い、塩そのものが必要になったわけです。 それが今日の私たちの暮らしの中で塩作りという形で発展し現在に至っているのです。 穀物の収穫時期は常にあるわけではありません。保存するためにも塩が必要で、肉や野菜などを保存食として作ることを覚えるのです。 たくさんの人の塩を作るため、塩作りだけを専門にする海沿いの人々も出てきました。塩は人々の暮らしになくてはならない物になりました。