過ぎた減塩と塩<

減塩について

身体を構成しているすべての細胞は、細胞膜を通し細胞の中に栄養素を取り入れたり、 細胞の外にいらない物を出しています。 その後肝臓や腎臓に送られ処理され尿や汗などとして排出されます。
私たちが意識していないだけで体の中では当たり前にこの循環が繰り返され、 身体の各部分は正常に機能し維持されているのです。 細胞膜を通した物質の循環が行われるのは、細胞膜をはさんで細胞の内外に ある水分の濃度バランスが調整され、浸透作用が常に行われているから です。

体に入った塩は、体内で塩素イオンとナトリウムイオンに分かれ、ナトリウ ムイオンのほとんどが細胞に入りますが、このナトリウムイオンこそが浸透圧の調整 の役割をしています。

塩を取らないというと、どうなるか?ナトリウムイオンの供給がなされなくなり、 細胞は栄養補給も代謝も正常にできなくなります。 私たちの体の基礎的な代謝はナトリウムをはじめカリウム、マグネシウム、カルシウムも深く関わっています。 人間の細胞が正常に機能するため、塩は重要な働きをしているのです。

減塩の傾向の間違い

塩以外の栄養素、であるビタミンが欠乏すると疾患を引き起こすのに対し、 体内のすべての循環をつかさどる塩分の不足は身体の基盤や生命を左右するといっても過言ではない。 減塩思考あるいは減塩主義を実行している人の中には、一日に必要である10グラムの塩を摂らず 1グラム程度しか摂取しない人も多いだろう。
本来体に必要とされるだけの塩分を取らない為、体内の塩分濃度のバラン スが崩れ、体液や栄養素の循環がおかしくなってしまいます。 そのため色々な症状を引き起こす。肌あれや、肌がかさかさになったり、手足 のしびれ、体全体に力が入らない、何をするにも無気力せあったり、視力障害が起こるなどの障害が出てきます。

女性にありがちな冷え症や不妊症などの原因になります。減塩もいいが過ぎると減塩どころではなく体に悪影響を及ぼします。 日ごろの疲れや日ごろの症状によって減塩の初期症状に気づかないことが多い。 徹底した減塩を行うのは、ガンの手術後や高血圧などの異常に見舞われているとき。

お医者さんから減塩するようアドバイスを受けたり、お昼のテレビ番組や健康番組を鵜呑みにしているケースが多々 みうけられる用に感じます。減塩指向により、疾患の原因が別のところにあるにもか かわらず、必要以上に塩分がいけない物とした過剰な減塩ブームがその背景にあると感じます。